「あぐり白寿の旅」

吉行あぐり・吉行和子著、集英社文庫、476円
(単行本刊行は2006年6月、文庫初版は2009年2月)


NHKの連ドラで「あぐり」がやったのはいつかしら…
と思って調べてみたら、1997年でした!

NHKエンタープライズのDVDボックス

あの番組でエイスケさんを演じた野村萬斎さんに夢中になったっけ。
ドラマにも引き込まれたし、あぐりさんの生き方は魅力的でした。

そんなあぐりさんも、ただ今101歳!!
素敵な生き方更新中の帯を付けた文庫の新刊を見て、思わず即買い。
長女の吉行和子さんとの共著の一冊は、まずカバーが素敵でした。
数日前に、文庫本が最近は字が大きく読みやすくなったというニュースを見たばかり。
確かに、大きすぎず読みやすく、テンポ良く優しい文章が並びます。

あぐりさんの章の後に和子さんの章が続く二部構成。
あぐりさんの章は、彼女の子供時代やエイスケさんとの日々、後半は和子さんとの旅や次女の理恵さんとの旅が綴られています。
続いて、和子さんからの視点で母・あぐりさんとの旅の思い出。
巻末には、文庫版あとがきが添えられていて、あぐりさんの近況が和子さんの手で書かれています。


齢を重ねるということ。
これほど明るく弾むように楽しめるだろうか。
温かい気持ちになりながら、自らに問いたくなります。

本を開いてすぐに、「いい俳句を見つけた」と言う、あぐりさんの微笑ましいエピソード。

”生くることやうやく楽し老の春” 富安風生

「”やうやく”ってより”ますます楽し”の方が私にはぴったり」
そう言った彼女の、少女のような笑顔が目に浮かぶようです。


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